鈴鹿サンデーロードレースとしてはデビュー戦となった岩本。
予選は、コースイン1分前に雨が降り出し路面が濡れていく難しいコンディション。
そんな中、苦手なハーフウェット路面を気持ちで乗り越えポールポジションを獲得。
決勝では中堀拓己と共にトップ2台で抜け出すと、最終ラップまでもつれ込むチームメイトバトルを演じ、
最後は粘り強さを見せ嬉しい初優勝を飾った。
しばらくレースから離れており復帰後初優勝となった岩本は、
2位となり涙を飲んだもてぎロードレースRd.1から一転、喜びの表情を見せた。
難しいコンディションとなった予選では、路面状況を掴み切れず3番手となったが、
決勝では逃げを図るトップ岩本に対し、岩本よりも早いラップタイムで猛プッシュ。
常に岩本と1秒以内で優勝争いを展開するも、惜しくも0.2秒及ばず2位となった中堀だったが、
決勝中のファステストラップを記録するなど成長を見せた。
この2人の活躍によりTaira Promote Racingとして初となるワンツーフィニッシュを達成した。
雨の予選で自身初となる3番手、フロントローを獲得。
決勝レース序盤では落ち着いてひとつずつポジションを上げていき、
レース中盤にはトップに立つ。
しかし終盤に向けてペースが保てずトップを奪い返されると、
最終ラップのシケインで2位争いの末コースアウトを喫し、3位フィニッシュとなった。
本人としては優勝が見えただけに悔しい初表彰台となったようだが、
初のフロントロー獲得、決勝中はファステストラップを記録、一時はトップを奪うなど
急成長を見せた。
昨年の鈴鹿サンデーロードレース第5戦で3位表彰台獲得以来の参戦となったまゆきメカ。
決勝レース、3番手からスタートした柴田はスタートで出遅れ1つポジションを落とすも
すぐに追い上げオープニングラップをトップで終える。
3台となったトップ争いの中でバトルを演じ、トップで最終ラップに入るも
西ストレートでライバルに交わされ、最後のシケイン立ち上がりで仕掛けるも
0,02秒の僅差で2位フィニッシュとなった。
全日本ロードレース選手権でのメカニック業務に加え今回はチームとしての参戦台数も多く、自身の走行が終わるとすぐにチーム員のマシンを整備するなど、
準備段階から自身に使える時間が限られた中で好成績を納めた。
昨年はClub Taira Promote からJ-GP3を戦っていた大窪 柾文(オオクボ マサヤ)
今年からジュニアチーム(Taira Promote Racing jr.)に昇格し
マシンもYAMAHA YZF-R3に乗り換え地方戦JP250に参戦。
決勝グリッドは総合8番手(国内6番手)からスタートし、
トップ集団からは離されてしまうもまだまだ車両データが少ない中で
総合6位、国内5位でフィニッシュした。
決勝レースでヤマハ車最上位となり、ヤマハ賞を獲得した。
今年からチームに加入し、共に戦う事となった現役高校生、保坂洋佑(ホサカ ヨウスケ)
鈴鹿の走行経験は無く、このレースウィーク初日が鈴鹿初走行となった。
決勝レース、9番手からスタートするとトップ争いからは離されてしまうも
鈴鹿を走り込んだライダー達の中で吸収し、鈴鹿初参戦でシングルフィニッシュを果たした。
こちらも今年からチームに加入しJ-GP3クラスを戦うこととなった泉 春花(イズミ ハルカ)
今年からダンロップタイヤにスイッチし、その特性を掴むのに苦戦するも
決勝は15番手からスタートから自己ベストを更新しながらポジションを3つ上げ、
12位でフィニッシュしポイントを獲得した。
新しいことにチャレンジしていき、今後が楽しみなライダー。